glee シーズン5 第15話 「愛と危険」のあらすじ
レイチェル、カート、ブレイン、(サム)が揃って、キャンドルや花を持ちながら、「No One Is Alone」を歌う。
花束と男性の写真が路上に山積みにされており、そこにレイチェル達も花やキャンドルを捧げる。写真の男性は、”ゲイ”というだけで、知らない男性達に暴力を受け、重症の大怪我を負ってしまったのだ。彼が回復することを願うみんな。(ちなみにレイチェルの両親はゲイパパね)
アメリカでは同性婚が認められつつあるが、NYではそうした”ゲイ”にうんざりした人たちによって、”ゲイ”が暴行を受けるように事件も出ている。
ここでレイチェル主演のファニー・ガール公開まであと2週間!通し稽古で最後のひと踏ん張りだ!!それでも忙しい稽古の合間を縫い、NYADAの冬の批評会には参加して、ブレインと「Broadway Baby」を披露!
だが、カルメンは渋い顔。それもそのはず、今回の批評会の課題では、”デュエット”は認められていないからだ。カルメンから”落第”と告げられるが、歌がよかったのでチャンスをもらえ、1週間以内に再度歌を披露することに!
だが、レイチェルは通し稽古の最中で忙しい。カルメンに再発表を”初演の公開後”にしてほしいと頼むが、「ダメだと告げたはず。それにあなたの成績は落第寸前で、そんなことを頼める立場ではない」とアッサリと断られる。
しかも「あなたには才能がある。でもここで学ぶ姿勢が足りないし、舞台に出るには早すぎる。基礎ができていない。」とも。レイチェルは怒って、なんとNYADAを退学すると宣言し、校長室を後にする!!
このことはすぐ学校中に広まり、稽古後にカートとのレストランでの夕食時に、「学校をやめるのは、考え直した方がいい」と直ぐに告げられる。「苦労して入った大学をすぐ辞めるのは、もったいない」と。
「学校には通えていないし、授業料が無駄になっている。それに私の初舞台を学校長は応援していない!あなたは私の親友なのに、私の見方じゃないの!?」と、レイチェルは喧嘩腰。
「親友だし、味方だ。でも学校には通った方がいい。今回が最後の舞台になってしまうかもしれないし」とカートが答えると、レイチェルは怒り、「酷い!学校にいるから保守的なのよ!成功には、チャレンジが必要よ!」と言って、レストランを飛び出す。
これにはさすがのカートも怒る。そんな時、家に帰る途中、奥の路上から「助けて」の声が。見ると、「ゲイがなんだ」と言われながら、男2人に暴行されている男性の姿が。思わず止めに入ると、なんとその男性はカートを見捨ててすぐに逃走!そして今度はカートが、その男2人に暴行されてしまう!!
すぐさま病院に運ばれたカート。その知らせを受け、ブレイン、サム、レイチェル、メルセデス、アーティーが病院へ駆け付ける。カートは左目にひどいアザや顔中に傷はあるが、命には別状はなかった。ホッとするメンバー。
治療を受け、眠ったままのカートの横で、ブレインは静かに「Not While I’m Around」を歌う(批評会の課題としても)。
入院中のカートのところに、すぐさま父・バートがやってきた!
「何やってる!相手が銃を持っていたらどうする!?」と説教。だがカートは、「でもパパでも同じことするでしょ」と平然な顔。「俺はアメフトをやっていた」とバートが答えると、「僕もだよ」。で、「キッカーだろ」と突っ込まれる(※カートは高校時代にアメフト部で少しの間、キッカーとして在籍)。
「人助けはエライ。でもこれからは、こんなことするな。警察を呼べ」とバートが言うと、「でもこれが僕だよ。あなたの息子だ」の答え。そんなカートに、バートは「とりあえず無事でよかった」と言って、抱きしめる。
そんなカート。退院してすぐにブレインと向かったのは、最初の路上。一緒に花を手向け、彼の回復を祈る。すると、重症だった彼も回復しているという知らせを受ける。
その後、批評会でバートやレイチェル達の前で、「I’m Still Here」をカートは堂々と歌う。
サムはブレインと、NYにやってきたメルセデスと、同居を始めた。メルセデスとサムは、一夏の恋をしたが、サムの転校により破局。サムがマッキンリー高校に戻ってきたが、メルセデスは新しい恋人シェーンがいたが、結局2人はヨリを戻したようにも見えたが、まぁ、微妙な関係だった。
そしてそんな2人が、ここNYで再び惹かれあっていた!!
サムは積極的にアプローチしてきたが、メルセデスは躊躇していた。サムのことは好きだし、付き合うなら、軽くではなく、”真剣”に付き合い。しかし…。悩みながら、「(You Make Me Feel Like) A Natural Woman」を歌う。
メルセデスはバックコーラスであり、友達である2人にサムとの恋を打ち明ける。すると、「高校時代の元カレ?ここはNYなのよ!新たに相手を見つけるべき」とすぐに言われる。だが、サムと実際に会った2人がすぐに言ったことは、メルセデスは黒人、サムが白人という”人種”の話だった。メルセデスが気にしてのも、そこだ。
そして「白人の恋人がいるとバレたら、アルバムを黒人女性にも黒人男性にも買ってもらえないよ」とまで、言われてしまう。まだまだアメリカには”人種”の壁が残っているのだ。
メルセデスはサムに「付き合えない。黒人歌手で白人の恋人がいる人を私は知らない」と告げる。だが、そんなことが諦めるサムではない。「なんで?そんなことを気にするなんて、メルセデスじゃない」と反論。
だがその後、カートが”ゲイ”を目の敵にしている男2人から暴力を受けたことで、”黒人と白人”を気にして付き合わないのは、”ゲイ”を認めない人たちと同じだと気が付く。
そしてサムに「Colorblind」を歌い、2人は付き合うことに!
みんなにも堂々と交際宣言する!!ちなみにブレインは過去に2人が付き合っていたことも知らなかったので、驚く(笑)
glee シーズン5 第15話で使われた曲リスト
楽曲 | 歌い手 | 曲 | アルバム | オリジナル | ||
No One is Alone | レイチェル,カート,ブレイン |
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○ | ミュージカル『Into the Woods』 | ||
(You Make Me Feel Like)A Natural Woman | メルセデス | ○ | Aretha Franklin | |||
Broadway Baby | レイチェル,ブレイン | ○ | ミュージカル『Follies』 | |||
Not While I’m Around | ブレイン | ○ | ミュージカル『Sweeny Todd』 | |||
Colorblind | メルセデス | ○ | Amber Riley(メルセデス役本人) | - | ||
I’m Still Here | カート | ○ | ミュージカル『Follies』 |
グリー シーズン5 第15話の感想
相変わらずレイチェルは自分勝手!でもまさかNYADAを辞めるとは!オーディションで不合格で、何度もカルメンに頼み込んで、合格できたのに。それなのに自分の力不足を指摘されて、苛立って、辞めるとは!!まぁ、ファニー・ガールの主演で頭がいっぱいなのもあるだろうけど。
でもそれ以上にビックリはカート。まさか”ゲイ”を理由に暴力を振るわれた人を助けるとは!それでケガを負ったのに、後悔せずに、堂々としているのがスゴイ。カートって、芯が強いなぁ!そんなカートの「I’m Still Here」も良かったし、ブレインのカートを想っての「Not While I’m Around」も良い。心に染みます。
そしてメルセデスは再びサムと付き合うことに!でもメルセデスって、サムとシェーンしか付き合ってないけど、サムはクインに始まり、(一瞬だけ)サンタナ、ブリトニー、ペニーという、そうそうたるメンバーと付き合っている。ちなみにメルセデスは昔カートに振られ、サムはブレインに恋されたけど(笑))。まさか2人がヨリを戻すとは、ビックリだ!今度どうなる?