glee シーズン4 第9話「勝負の時」(Swan Song)のあらすじ

地区大会のパフォーマンス中にマーリーが気絶したことで、部員全員でマーリーを運び、介抱していた。

そこにウィルが現れ、「何をしているんだ。卒業生は残って介抱。他は全員舞台に戻れ。途中退場は即失格の危険が有る」と訴える。

「そんな規定あったっけ?」と呆然とつぶやくフィンの横に、「その通り」とスーが現れる。

そしてなんとみんながマーリーの介抱をしている間に、審査員の満場一致で、ウォブラーズ優勝が決まったというのだ!!

呆然とするみんな。泣き出すマーリーに、複雑そうなキティ。

そう、去年は全国優勝しているのに、今年は地区大会で負けて、今季はもう終わってしまったのだ…。

 

さらに追い討ちをかけるように、スーが音楽室を正規の手法で乗っ取ってしまった。しかも全国優勝のトロフィーを捨てようとまで!

あまりのことにウィルもフィンと一緒に校長室へ行って訴えるが、既に空き教室もないし、どうにもすることができない。

いつもの音楽室に集まって、フィンはニュー・ディレクションズのみんなに「解散」を告げる。

「こうなったのは全てマーリーのせい。何がネクストレイチェルよ!レイチェルとは全く違う!!」とティナが怒りをぶつける。

「今年の大会は終わったけど、来年はある」とフィンは取り繕おうとするが、「私たちに来年はない」とティナが反論。

そう、ブレインも、アーティー、サム、ブリトニー。みんな、4年生なのだ。

 

後日すぐにみんなは、他の部に転部していた。ティナとブレインはチア部、アーティーはマーチングバンド、ユニークは室内ホッケー部、ライダーとジェイクはバスケ。

そのことを講堂で集まった時にフィンに告げると、怒り出した。

特にアーティーには、フィンが再びグリーに戻るように仕向けたのにも関わらずだから、よけいにだ。

別クラブに入部

しかも講堂は、6分しか借りられなかった。スーが予約を6分単位に減らしたせいだ。

しかも次は金曜日の夜9時50分から。そのことを告げると、みんな続々と気まずそうにしながらも、講堂から出ていく。

マーリーはジェイクを引き止めようとしたが、結局最後まで残ったのは、マーリーとフィンだけだった…。

そして次の集まり。夜9時50分。講堂に来たのは、なんとマーリーだけ。他はみんな来なかった…。

せっかくマーリーが練習場を見つけてきたのに。ニュー・ディレクションズは崩壊してしまったのだ。

 

この頃、サムはブリトニーにシリアルを使って、教室へ呼びだしていた(笑)。

「サンタナが僕を敵視するのは、僕の気持ちに気がついているから。愛している」とサムが告白。

「これから2人でデュエットできないことが残念だから、いっしょに歌って」と頼み、2人で「Somethin’ Stupid」を歌う。

歌い終わってから、サムはキスしようとするが、ブリトニーに拒まれる。

サンタナとの付き合いは、レズビアンに広く知れ渡り、メールまで来るようになってしまっていた。

だから今、サムと付き合うと、サンタナやレズビアンがサムに何かをするかもしれないと心配だからだ。

「怖くない。大丈夫」とサムは言うが、ブリトニーはNGのまま。

だが今回の件で、ニュー・ディレクションズは崩壊した。全てが、ラストチャンス。

そう思い、結局ブリトニーはサムの気持ちを受け入れることに。そして2人はキスをする。

 

ニュー・ディレクションズの崩壊に落ち込むフィンに、なんとレイチェルから電話が来た。

「全国優勝ができなくても、みんなは歌とダンスが好きで、だから絆ができた。ブリトニーとマイクは楽しそうに踊っていたし、パックとアーティーは歌で仲良くなった。

愛も生まれた。いくつも生まれて消えたけど、全て楽しい思い出」

レイチェルのこの言葉に励まされ、フィンはみんなにメールを書く。

「歌とダンスが好きなことに、変わりはない。だからみんな集まろう」と、自分の思いを込めて。そして「5時にマーリーが見つけた練習場に来て欲しい」。

だが、そこに来たのは、マーリーだけ。他は来なかった。マーリーはフィンに「自分勝手で、甘かった」と謝る。

するとフィンは「2人で頑張ろう」と言い、「Don’t Dream It’s Over」を歌い始める。

すると、途中でティナ&ブレイン、サム&ブリトニー、キティ&アーティー、そしてジョー、ライダー、ジェイク、ユニーク。みんなが現れ、一緒に歌う。

そしてみんなは笑顔で肩を組む。ここにニュー・ディレクションズ、復活だ!






一方、その頃のNY。もうすぐカルメン校長主催の冬の発表会。そこにレイチェルが招待された。

この発表会は10人しか招待されず、招待されるということは、トップ中のトップ!

しかも1年生で招待されたのは、ここ7年の間ではレイチェルだけ。つまり、あのカルメンに認められているという証なのだ。

そんな時に、カサンドラのダンスレッスン中。相変わらずカサンドラから、敵視されているレイチェル。

「カルメンからの発表会の招待に浮かれてない?」と言われ、「一生懸命練習しているし、上達しています」と反論。

「私の時間が無駄じゃなかったと証明しなさい」と言われ、「All That Jazz」で、生徒を巻き込んでのカサンドラvsレイチェルの対決がStart!

その結果、「踊りでは先生にかなわないけど、歌は私のほうが上手かも」とレイチェルは言う。

唖然とするカサンドラを尻目に、「先生のおかげで、私は歌で勝負するしかないとわかりました」と言い放つ。

ここでカートはNYADAの後期に願書を出す時期である。そこでカルメンに送ったオーディションテープの感想を聞くために、直接会いに行く。

「あなたには才能がある。歌の見せ方も知っている。だけど上辺だけ。魂がこもっていない。私が求めているものは分かっているから、何度も来ないで」と言われてしまう…。

そしてそんな中、発表会が始まる。緊張するレイチェルだが、カサンドラに宣言したように、歌で勝負!

カートやブロディが見守る中、「Being Good Isn’t Good Enough」を堂々と歌う。

歌い終わると、みんながスタンディングオベーションで拍手!カルメンまでも満足顔。

そしてアンコールで、「O Holy Night」を披露。

歌い終わると、再びみんなから、スタンディングオベーション。カルメンからも褒められる。

「これから休憩。その次は、準備が出来ていたら、カート・ハメル」と、カルメンからカートが指名される!

あまりのことに戸惑うカート。いつもは衣装も舞台装置をしっかり準備しているのに、今は全く準備していないからだ。

慌てるカートに、レイチェルは「衣装もセットも必要ない。心を込めて歌えばいい」と伝える。「私があなたの一番好きな歌知っている?I Want to Hold Your Handよ」

「状況が違う。あの時はパパのために歌った。今回はどうすれば?」と戸惑うカートに、「自分のために」とレイチェルは答える。

そしてカートはみんなの前で、堂々と「Being Alive」を歌う。

歌い終わると、みんながスタンディングオベーション。そして後日カートのもとに、NYADA合格通知が来る!

尚、レイチェルは発表会で、1年生ながら優勝という快挙を成し遂げた!






glee シーズン4 第9話で使われた曲リスト

楽曲 歌い手 アルバム オリジナル
Somethin’ Stupid ブリトニー,サム Carson & Gaile (Frank Sinatra & Nancy Sinatra)
All That Jazz カサンドラ,レイチェル,(NYADA学生) ミュージカル『Chicago』
Being Good Isn’t Good Enough レイチェル Barbra Streisand
O Holy Night レイチェル Adolphe Adam(作曲家)
Being Alive カート ミュージカル『Company』
Don’t Dream It’s Over フィン,ニュー・デレクションズ Crowded House

グリー シーズン4 第9話の感想

今回の展開にはビックリ。だって、ニュー・ディレクションズが崩壊だからね!

ここで面白かったのは、長年の夢が叶ったのに、釈然としないスー。「ニュー・ディレクションズを追い出して良かったという確信が欲しい」とつぶやいてすぐのこと。

「追い出してくれてありがとう。彼らに”音楽を”と言われる度に、嫌だった」とピアノマンがスーに言ったとき↓。

ピアノマンはグリークラブが嫌い

いつも黙々とピアノを弾くピアノマン。彼がセリフを言うなんて初めてで、しかもニュー・ディレクションズを嫌いなんて(笑)。

いやー、笑った。笑った。でもその後もピアノマンの演奏で、みんな普通に歌っているし(笑)。

尚、ピアノマンの正体は、ブラッド・エリス(Brad Ellis)さん。ウィキペディアによると、作曲家、音楽監督、歌手、オーケストレーター、ジャズピアニスト。

gleeでは音楽制作チームの一人で、ミュージカルコーチとピアノ伴奏とのこと。gleeメンバーの歌の指導もしていたみたいです。

ちなみにchayoの記憶では、ピアノマンがしゃべったのは、この時だけ。とっても貴重です(‘ω’)ノ

 

さて。話を戻して、フィンのおかげで、ニュー・ディレクションズが復活したのは良かった。だからか「Don’t Dream It’s Over」は好きです。

またカートもNYADA合格!カルメンからの突然のセカンドチャンスを、無事にモノにしましたね。

たしかにchayoも、カートの「I Want to Hold Your Hand」は、すごく印象に残っている。

心がこもっていて、涙が溢れそうになったからね (PVの子供時代のカートがすごく似てるし)。

それにしても復活したニュー・ディレクションズ。これからどんな展開?

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