glee シーズン4 第10話「クリスマスに贈る物語」(Glee, Actually)のあらすじ

もうすぐクリスマス。だが、アーティーは不機嫌だった。

なんとスロープが凍っていて、後ろ向きに倒れてしまい、顔に怪我をしてしまったからだ。

気がついたフィンに保健室まで連れて行ってもらうと、先生に「頭を打っているから母親を呼ぶので、それまで休んでいるように」と言われる。

フィンが手を貸そうとしても、車椅子にうんざりしているアーティーはつれない態度。

そしてベッドで横になり、「車椅子じゃなかったら…」とつぶやき、眠りに落ちる。

 

目が覚めると、保険室のベッド (※ここはモノトーンの世界)。

だが、アーティーの脚が動く!メガネもなく、アメフトの革ジャンまで着て、普通に歩けるのだ!

だが、そこは殺伐としている世界。ティナに話しかけると、なんと「えっ、えっ。な、なに?」とまさかの吃音

不思議に思ってると、妖精のローリー(笑)が出てきて、この世界について説明する。

アーティーは子供のころの事故に遭わず、車椅子ではなく、歩ける。だが日々をイジメで忙しく、グリークラブに入っていないのだ。

不思議に思いながら廊下を歩いていると、アメフト部のパックやフィン、マイク、ライダー達がカートを虐めている!

思わず止めに入るアーティーに「なんだよ」と不服そうにしながらも、立ち去る。

しかしカートは高校を卒業したはず。聞いてみると、「イジメのせいで週2日しか登校できず、勉強は1年も遅れている」とのこと。

 

ウィルを見つけ、「グリークラブのみんなに、招集をかけて!」と頼むと、「なんだ?あんなのは部員が集まらず、計画失敗したぞ」とヤケっぱち。

そこに元妻テリが現れ、「給料が酒代に消える前に、渡してよ」と詰め寄る。しかも赤ちゃんの人形を抱いて!

さらに図書室へ行けば、レイチェルは司書として、地味に働いていた。地元の劇団に出ても、それはコーラス。レイチェルらしくない。

あまりのことに唖然とするアーティーに、ローリーが現れて、「わかっただろ。君はグリークラブの接着剤だ。君がいないと、こうなってしまう」と告げる。

「だったら、何とかする!」と言い、アーティーはみんなを音楽室(この世界ではスーの裁縫室)に呼び出し、「Feliz Navidad」を歌って、踊って、盛りあげようとする。

…が、みんなはツレナイ反応。ウィルは無視だし、「ゲイっぽい」とフィンには言われる。

更に廊下を出ると、車椅子がポツンと置いてあった。

「これは僕の?」と聞くと、「クインのだ」との返事。「グリーのみんながいないから、事故の後に励ましもなく、彼女は歩けないままだった」。

「レイチェル達の結婚式がなければ事故も起こってないのでは?」と聞くと、「彼女はいつも運転しながら、携帯でメールしていたから」の返事。

「今、クインはどこにいる?」と聞くと、「死んだ。歩けないと、絶望して…」。

アーティーは驚いて、自ら車椅子座る。すると、目が覚める!

いつものフィンが傍に立っていて、「迎えが来たよ」とアーティーに告げる。アーティーは歩けず、車椅子のままだ。

「分かるよ。嫌になることもあるよな」と慰めるフィンに、「悪いもんじゃない。車椅子は僕の一部だ」とアーティーはつぶやく。






さて、NY。カートはクリスマスを1人で過ごす予定。

レイチェルはゲイパパとクルージングだし、帰省しようにも学費を貯める必要があるからだ。

するとそこに現れたのが、ツリーをもった父・バート!喜ぶカートとレイチェル。

ツリーに飾りつけをしてから、レイチェルはクルージングに出発。

カートはバートとNYの舞台を見たり、ホットチョコレートを飲んで、一緒に過ごす。

その時、バートから「話があるから、ここに来た」と言われ、「前立腺ガンが見つかった」とストレートに告げられる。

絶句するカート。「ただでさえパパは心臓が悪いのに」と不安になるカートに、「早期発見だったし、転移もしていないから、治癒の可能性はある」と励ます。

「怖いんだ。僕が成功した頃に、パパがいない気がして」というカートに、「大丈夫だ。長生きする」と約束する。

「3回死に目にあったから」と前置きして、「父から息子へのアドバイスだ。愛する人を手放すな」とバートは告げる。

その後、例年のクリスマスのように、プレゼントを交換。カートはNYADAとプリントされた帽子とTシャツをプレゼントし、バートは「デカすぎて、持ってこれなかったから、ここに行って来い」とメモを渡す。

そのメモを頼りに出かけると、そこはスケート場。そしてそこにはブレインの姿が!そう、バートからのプレゼントは、ブレインだったのだ!

久々に2人は再開。「会えて嬉しい?」と不安そうに聞くブレインに、「嬉しい」と素直に答えるカート。

そしてカートもスケート靴を履いて、2人は「White Christmas」を歌いながら、一緒に滑る。

その後バートを交え、3人で食事したり、テレビを見たりしながら、クリスマスを一緒に楽しく過ごす。

 

さて。ほかのメンバーも不思議なクリスマスを体験していた。

ジェイクの元に、異母兄弟のパックが突然現れて、一緒にロスで過ごそうと誘ってきたのだ。

そして2人はパックの案内で、ハリウッドのスタジオを満喫する。

「偉い人に俺をアピールするから」とギターを片手に、ジェイクと2人で「Hanukkah Oh Hanukkah」を歌いながらアピール!

その後、豪華な家のプールで2人でくつろいでいると、なんと突然「あなた。プール清掃の人よね?」と声をかけられる。

なんとそこは他人の家。スタジオの件も含めて、パックはジェイクに見栄をずっと張っていただけだったのだ!

パックはロスで、1人寂しく過ごしていた。だからジェイクをクリスマスに誘ったのが真相だ。

そこでジェイクの提案でオハイオ州に戻り、両母親と共に4人でブレッドスティックで食事する!

ちなみにその後、パックはロスに戻らず、このままオハイオで過ごすことに。

 

次はブリトニー。彼女はクリスマス前に、友達に贅沢なプレゼント品を配っていた。

なんと12月21日に世界が滅びるという、マヤの世界滅亡説を信じていたからだ!

だから残り少ない日々。お金を使いまくって、楽しく暮らそうとしていたのだ。

そんなブリトニーに、恋人サムはチア部のダンスと共に、「Jingle Bell Rock」をプレゼントする。

そしてサムも同じように、世界滅亡説を信じていた。そこで2人はアメフト部の部室で、ビーストが牧師(聖職者?)となり結婚式を挙げる!

残りの日々、2人は楽しく過ごす!…が、当然のごとく、世界は滅亡しない。無事に22日を迎え、2人は現実に驚く。

結婚もしてしまったが、そこは粋なビーストが気をきかせ、実は聖職者の資格(?)を持っていないことを告げたから、大事にはならなかったけど(笑)

 

そしてスー。教師恒例(?)シークレットサンタで、食堂で働いているマーリーの母・ミリーにプレゼントを贈ることになった。

だが当然、スーはミリーと親しくもないし、何を送ったら良いか、見当もつかない。

ちなみにベッキーにベネトンのセーターをあげたが、「もう持っている」と文句を言われただけ。

しかし偶然、ミリーとマーリーの会話を聞いてしまう。拒食症になったマーリーに1回200ドルもするセラピーを受けさせていた。

だから今年のクリスマスは、プレゼントもツリーも無しと告げていたのだ。渋るマーリーだが、しょうがない。

「プレゼントは歌にして」とミリーに言われ、マーリーは「The First Noel」を贈る。

そんな母娘に、スーは反省する。元音楽室(チア部で使用中)には樹齢800年の木をツリーとして飾っているが、「これは美しいが、そのためだけに切っていいのか?」とつぶやく。

そしてクリスマス当日の朝。驚いた声で、ミリーがマーリーを呼ぶ。

リビングに行くと、なんとキレイに飾られたクリスマスツリーが置かれ、ベネトンのセーターもあり、なんと現金800ドルまで!

驚きながらも喜ぶ母娘。そしてその窓の外には微笑むスー。

その後、ミリーはスーに礼を言う。スーの仕業だとわかったからだ。

「気持ちはうれしいけど、現金は受け取れない」と返そうとするミリーに、「いいから持っていろ。そのお金で娘の病気をしっかり治してやれ。私も母だから、気持ちはわかる」。その言葉に、ミリーは頷く。

公道に呼ばれてスーが行くと、そこには予想通り、マーリーやグリーのみんなが。そしてお礼として、「Have Yourself A Merry Little Christmas」を贈る。






glee シーズン4 第10話で使われた曲リスト

楽曲 歌い手 アルバム オリジナル
Feliz Navidad アーティー Jose Feliciano
White Christmas ブレイン,カート Bing Crosby
Hanukkah, Oh Hanukkah パック,ジェイク Traditional(伝統的な)
Jingle Bell Rock サム,(チア部) Bobby Helms
The First Noel マーリー Traditional(伝統的な)
Have Yourself A Merry Little Christmas ニュー・ディレクションズ,パック,カート,フィン Judy Garland

グリー シーズン4 第10話の感想

今回はアーティーのみた夢にびっくり。

でもたしかにgleeクラブがなければ、レイチェルは自信満々にならなかっただろうし、ウィルはテリと結婚生活を続けていた。

それにカートはパック達にいじめられまくっていたし、登校拒否になっていた。ティナは吃音のまま。

そう考えると、グリークラブを通じて、みんないろいろ変わったね!

ただアーティーがみんなの接着剤というのには、ビックリしたけどね(笑)。

ちなみにchayoは、ローリー好きだから、久々の登場が嬉しい。ローリーはシーズン3だけの登場だったからね。

 

また今回は、久々のパックの歌が嬉しい。chayoはパックの歌声、好きなんだよねー。

だからジェイクとの「Hanukkah Oh Hanukkah」が好き。

でも今回一番好きなのは、「Have Yourself A Merry Little Christmas」!クリスマスらしくて好きです(*^-^*)

最後に、カート。とうとうブレインと、恋人ではなく”親友”としてだけど、戻れて良かった。

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